7期目 振り返りとこれから

2024年01月16日


代表取締役COOの濱野です。


新年おめでとうございます。

2024年もよろしくお願いいたします。


今期からCEOの道畑に代わって、振り返りとこれからについてお話したいと思います。

本記事では、6期目(2023年)の振り返りと、7期目(2024年)に向けて抱負を述べていきます。

前年の振り返りについてはコチラ





――6期目の振り返り




①新規事業、新支社の開設

②社員数・売上

③経営権限委譲

この3つに分けてお話していきたいと思います。





①新支社の開設・新規事業




弊社は「日本を活性化する」というミッションを持ち、地方に支社を立ち上げ、各地域に応じた地方創生事業を展開しています。


2023年は3つの拠点が新設となり、全国では合計7拠点となりました。

  • 1/1:前橋支社設立

  • 4/1:和歌山支社設立

  • 5/1:千葉支社設立


それぞれ地域を良くしたいというアツい想いを持つ拠点長が軸となり、日々業務に取り組んでくれています。


新規事業として、小海の養殖に続く1次産業である農業や、子会社のVitalizeCommunityにて街づくりと切っても切れない不動産事業が始まりました。


私自身小海支社の設立経験があり今も支社長をしておりますが、初めて小海町に来てからというものの、以下のような様々な社会問題を日常生活で目の当たりにしており、日本の未来に強烈な危機感を持っています。

・圧倒的なスピードで進む少子高齢化

・需要はあるのに担い手不足で途絶えてしまう事業

・思うように集客できないイベント

・ITリテラシーの有無によるデジタル・ディバイド


百聞は一見にしかず。

インターネット上になんでも情報が転がっているように見える時代ですが、実際に足を運び、オフラインでしか得られない情報がまだまだ多いものです。


Vitalizeはこんな社会問題から逃げずに立ち向かう組織であり続けたいと考えており、メンバーが地域課題を肌で実感できる機会を設けるようにしています。


2023年も色々な地方創生の取組を行ってきておりぜひブログをご覧いただきたいのですが、最も大きな活動は9月、千葉市で行った地方創生イベントです。



千葉支社長の松原と広報チーム、千葉支社メンバーが主幹となってゼロイチで組み上げてくれたこのイベントには、以下の皆様にパネラーとしてお越しいただきました。

・初代地方創生担当大臣の石破茂氏

・都市と地方をかき混ぜるという考えの元、雨風太陽を率いる高橋博之氏

・いすみ鉄道を全国区の知名度に引き上げた鳥塚亮氏




私も直接対談させていただき、皆様の豊富な知見を前に自分の力不足を痛感するとともに、まだまだ地方でやれることはいくらでもある、本気で変えにいく当事者が少ないだけだ、というポジティブなメッセージを受け取りました。


ただ業務をこなすだけではなく、自分ごととして社会問題を解決できるメンバーが一人でも多く増えるよう、今後もVitalizeは活動を続けていきます。





➁社員数・売上




社員数は100名の大台を突破しました。


過去何らかの採用活動に携わったことのある方はお分かりかと思いますが、採用は水物。

かつ、上記ブログに記載のとおり採用基準も上げています。

そんな中、年間・月々の採用目標人数は簡単に達成できるわけではないのですが、採用広報チームの圧倒的コミットの賜物で達成できております。


2023年はWantedlyなどの採用媒体掲載、ブログ執筆など既存の取組に加え、採用フローの体系化、既存メンバーの人脈によるリファラル採用、エンジニアからの直接スカウトなどの施策を打つことで今まで以上にカルチャーマッチした人材の獲得ができました。


Vitalizeの想いに共感してくれた優秀な人材が多く入ってきてくれたので、1年後、2年後にどのような成長を遂げるか非常に楽しみです。


社員数が増えても社員旅行は続けており、メンバーとそのご家族・入社前メンバーも含めワイガヤで懇親を深めました。

ちなみに、旅行代理店を通さず全て自社メンバーが分担して企画・運営してくれたのですが、大きな事故もなくやり遂げてくれていて本当にすごいですね。


売上については、10億円の大台を突破しました。

ビジネスエンジニアリング事業が売上の要ですが、既存のお客様との継続的なお取引と、新規で大手のお客様とお取引をさせていただけていることで、安定的にお仕事ができております。


スキルの高い人材も定着し、上流工程へアサインできるメンバーも増えたことで、持てるチームの数も増えました。


得られた利益は前述の新拠点開設や地方創生事業に投資しております。

お取引先の皆様、いつもありがとうございます。


引き続き、Vitalizeの強みであるやりきり力、チームワークを軸にお客様それぞれのビジネスにコミットしていきます。





➂経営権限委譲




Vitalizeがより自律的な組織になるために、永続的な企業であるために。

2023年は創業メンバー主体の経営から、それ以外の役員が主体的になって会社経営していく第一歩を踏み出しました。



これまではCEOの道畑が陣頭指揮を取っていたのですが、役員個別に売上管理、採用、評価、教育、農業、養殖などのミッションを割当ててそれぞれ責任を持ち、COOの私が統制を取るように変更しています。


この分掌により、情報連携のコストは一定増えますが、極力ローコストに運営できるよう仕組みを整えていっています。


2025年には完全委譲できたといえる状態にしたいと考えています。





――7期目に向けて




①さらに新拠点開設・多角化

②文化を守りつつ、成長は加速させる仕組みの整備

大きくはこの2つがポイントになるかと思います。





①さらに新拠点開設・多角化




2024年には宮崎県小林市に県内2拠点目となる小林支社を設立します。

私も実際小林市に訪問させていただきましたが、山間部ということもあり小海支社のある長野県小海町と共通した地域課題もあり、拠点間で情報連携していくつもりです。


入社まもなく小林をもっと元気にしたい、拠点を持ちたいと言いつづけていた上竹が支社長を務めますので、これからの動きに期待していただければと思います。


2025年には北海道の札幌に支社設立を予定で、支社長予定の安食が計画している事業も彼ならではの想いが詰まった内容になっていますので、また拠点設立の際にでもご報告いたします。


また、前橋支社では若者を集めるための事業構想が行われていますし、ビジネスエンジニアリングにおいては機械学習分野にも踏み込んでいきます。


必要な事業には時間的・金銭的に投資をして、メンバーが活躍できるステージを増やしていきます。





➁文化を守りつつ、成長は加速させる仕組みの整備




前述のとおりVitalizeも100名を超え、トップが直接的なコミュニケーションをしづらくなってきました。


そんな中でも、大切にしている言葉である「率先垂範」「利他貢献」など、守りたい文化があります。


社員数が増えても、拠点が増えても、勢いが落ちないような組織を目指して。

そして、Vitalizeに関わる全ての方がその企業文化に触れて活性化していくような組織を目指して仕組みを整備していきます。





ーーおわりに




長々と読んでいただき、ありがとうございました。

皆さまはどんな一年を過ごされますか?


2024年も楽しみながら全力でやっていきます。

本年もよろしくお願いいたします!