IT企業が新規事業として農業に取り組んで失敗するまで【後編】
2024年07月25日
こんにちは!
Vitalizeの千葉支社で新規事業を担当している松原です!
前回に続き、農業事業についてお話ししたいと思います。
前回に続き、農業事業についてお話ししたいと思います。
前編がまだの方は以下を御覧ください。
本業と違う飛び地の新規事業は、こうして失敗するというお手本を書いています。
本業と違う飛び地の新規事業は、こうして失敗するというお手本を書いています。
目次
1.若者が取り組める農業を目指して
2.巡り合った野菜
3.エンジニアと60歳のメンバーで新しい農業に挑戦
2.巡り合った野菜
3.エンジニアと60歳のメンバーで新しい農業に挑戦
1.若者が取り組める農業を目指して
失敗をしてしまった私たちには、どのような農業がよいのか・・・。
改めて、目指す農業について考え直すことにしました。
改めて、目指す農業について考え直すことにしました。
千葉市の若葉区は元々は農業が盛んな地域でした。
しかし千葉市全体でも、かつては2,585人(2015年)いた農業従事者も2,014人(2020年)にまで減少。
※参考:千葉市統計書
しかし千葉市全体でも、かつては2,585人(2015年)いた農業従事者も2,014人(2020年)にまで減少。
※参考:千葉市統計書
これは何も千葉市だけではなく、全国的に起こっていることです。
このままでは日本全体で見ても、農業という産業自体が衰退してしまう。
このままでは日本全体で見ても、農業という産業自体が衰退してしまう。
では、どうしたら衰退しないのか。
どうしたら前向きに取り組めるのか。
どうしたら前向きに取り組めるのか。
私たちは事業として持続可能性がある、若者でもやりたいと思える農業を目指そうと思いました。
そのためには、生産性を上げて若者でも働きたいと思える環境を作る必要がありました。
2.巡り合った野菜
農業は作物の選定が極めて重要です。
作物の選定=事業選定と言っても過言ではありません。
作物の選定=事業選定と言っても過言ではありません。
過去の経験を全て、完全にゼロベースで作物を調べました。
急に私が「きゅうりがさ~」とか「じゃがいもってさ」と話し始めたので、チームメンバーは戸惑っていました。
多分、私が失敗のあまりに急に変なことを言い出したとでも思ったかもしれません・・・。
急に私が「きゅうりがさ~」とか「じゃがいもってさ」と話し始めたので、チームメンバーは戸惑っていました。
多分、私が失敗のあまりに急に変なことを言い出したとでも思ったかもしれません・・・。
前回の記事でも書きましたが、失敗した反省点として、①収益性と②知見の有無という点がありました。
この2つをうまく解決出来る作物として、行き着いた先がイチゴでした。
この2つをうまく解決出来る作物として、行き着いた先がイチゴでした。
①については、イチゴは面積である程度の収量が計算できます。
当然、他の作物でも出来ますが、施設園芸では外部要因を少なくして作ることが出来ます。
また、子どもたちを笑顔に出来ることや人に喜ばれる作物、という点も選定の際のポイントになりました。
当然、他の作物でも出来ますが、施設園芸では外部要因を少なくして作ることが出来ます。
また、子どもたちを笑顔に出来ることや人に喜ばれる作物、という点も選定の際のポイントになりました。
②について、知見の有無が決定的に大事と考えました。
千葉支社オフィスの近所に、千葉市で有名なイチゴの観光農園を運営をされている方々がいらっしゃいました。
千葉支社オフィスの近所に、千葉市で有名なイチゴの観光農園を運営をされている方々がいらっしゃいました。
一番最初に知ったのは2021年12月。
私もお客さんとして行ったことがあるのですが、イチゴの美味しさと農園としての体験の素晴らしさに感動しました!
私もお客さんとして行ったことがあるのですが、イチゴの美味しさと農園としての体験の素晴らしさに感動しました!
後にイベントなどを行う際にもサポートを頂き、この方々なら信頼出来るという確信を持って、イチゴ栽培の知見を提供して頂くことになりました。
農業事業のアンチパターンを踏襲してきた私としては絶対に外せないポイントでした。
お陰様で色々指南を頂くことになり、②についても見通しが着きました。
お陰様で色々指南を頂くことになり、②についても見通しが着きました。
3.エンジニアと60歳のメンバーで新しい農業に挑戦
作物をイチゴにしよう!と決定後、まずは一度イチゴを作ってみようということでビニールハウスを建てて、栽培を行いました。
時期が予定より1ヶ月ほどずれたことと初めての栽培で、本当にイチゴが出来るのか非常に不安でした・・。
ですが、改良の余地はありつつもなんとか美味しいイチゴを作ることができました!
ですが、改良の余地はありつつもなんとか美味しいイチゴを作ることができました!
また、食育も兼ねて近隣の保育園の方々をご招待しイベントの開催なども行いました。
子どもたちが笑顔でイチゴ狩りをしている様子を見て、イチゴの持つ可能性と子どもたちに与えられる良い経験は、方向性の正しさとして再確認させられました。
子どもたちが笑顔でイチゴ狩りをしている様子を見て、イチゴの持つ可能性と子どもたちに与えられる良い経験は、方向性の正しさとして再確認させられました。
では、今後どうしていくのか。
実際にイチゴを作った結果、IT技術の入る余地が大いにあることに気づきました。
まさに、私たちの強みであるIT技術の出番です!
まさに、私たちの強みであるIT技術の出番です!
今後はイチゴの観光農園を自社で開設し、文字通り農園をDX化、即ちデジタル・トランスフォーメーションしていきます。
と同時に、子どもたちのための楽しい農園を目指します。
子どもが「自然っていいな!農業って楽しいな!」と思えるような農園を作り、一人でも多くの子どもが農業や自然に対する興味を持ってくれればと思っています。
子どもが「自然っていいな!農業って楽しいな!」と思えるような農園を作り、一人でも多くの子どもが農業や自然に対する興味を持ってくれればと思っています。
将来、そういった子どもたちが地方に移住をしたり、農業で新しい挑戦をしてくれることを期待して。
「DXってよく聞くけど、一体農業でDXってどうやってやるの?」
そう思った方はぜひ面接でお話ししましょう!
皆様のご応募をお待ちしております!
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農業や食の大切さを伝える!初となる食育体験イベントを実施しました
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