『地方には何もない』は間違いだった。千葉支社3年間の軌跡と、これから創る面白い未来

2026年05月21日


こんにちは。
Vitalize千葉支社の大山です!

突然ですが、「地方で働く」と聞いて、みなさんどんなイメージが浮かびますか?
千葉支社に来る前の私は、正直その働き方をあまり想像できていませんでした。

  • もしかしたら、キャリアの選択肢は都市部より少ないかもしれない。
  • 便利さも、出会いも、刺激も、東京には敵わないかもしれない。

そんな漠然としたイメージを、どこかで持っていました。

でも、実際に千葉支社に来てみて約1年。
その考えはすっかり変わりました。
このブログでは、千葉支社設立3年目の1年を振り返りつつ、そこで見つけた答えをお伝えしたいと思います。




🔖 目次

 
1. 千葉で働いて感じた豊かさ

2. 千葉支社のこの1年
子どもたちの笑顔が、リアルに見えた日
旅館で、はじめてわかったこと
2,800人のお祭りの、内側へ
地方事業の、リアルな難しさ

3. これからの千葉支社

4. おわりに





1. 千葉で働いて感じた豊かさ




まず結論から言うと、地方で働くことは、想像以上に豊かな働き方でした。

通勤は自転車で10分ちょっと。
満員電車はありません!家賃は東京の頃より安く、子ども2人を育てる父親としては、車生活ができることも想像以上に楽です。

仲間と同じ場所で働き、週の半分はみんなでお昼ご飯を作って食べていて、金曜の夜はオフィスで飲む。それだけでも、十分に豊かだと感じています。

しかし、豊かさを実感したのは、そういう生活面のことだけではありません。





2. 千葉支社のこの1年




- 子どもたちの笑顔が、リアルに見えた日


千葉支社では、農業事業の一環としていちごの育成に取り組んでいます。
栽培だけでなく、販売やいちご狩り観光農園の運営まで行っており、IT企業としては少し意外に思われるかもしれません。


📌 一粒でみんな笑顔に!こだわりの詰まったサンベリー農園のイチゴ狩り
https://www.vitalize.co.jp/blogs/327


その一環として先日、地元の保育園の年長さんたちをいちごの栽培ハウスに招き、いちご狩りを体験してもらいました。
これは「現代の子どもたちに農業に触れてほしい」という支社長の思いから始まった毎年続いている取り組みです!

当日は、約20人の園児たちが目を輝かせながらいちごを探し、お友達と「これ大きい!」「甘い!」と話しながら食べている姿を見ていると、こちらまで自然と笑顔になります。







2人の子どもを持つ父親としても、子どもたちのために何かいいことができているという感覚が、じんわりと湧いてきました。

こうして自分たちがやっていることで、目の前の誰かが笑顔になる。
その瞬間を直接見られることは、地方で事業をやることの醍醐味のひとつだと感じています。





- 旅館で、はじめてわかったこと


千葉支社では昨年、千葉県富津市にある旅館「パークサイドインなかむら」をM&Aで取得し、「やどり富津」として運営を開始しました!


📌 地方に、新しい風を。――私たちが宿泊事業を始める理由
https://www.vitalize.co.jp/blogs/281


そこで私も、お客様である大学生の受け入れの応援スタッフとして1泊2日で旅館運営に参加してきました!

食材の調達から食事の支度、後片付け、顧客対応まで、その場で必要なことをみんなで分担しながら対応していきます。
途中で体調を崩した学生を近くの病院まで送る場面もありました。

普段エンジニアとして働いていると、ユーザーはどうしてもPC越しの存在になります。でもその日は、目の前に実際の利用者がいました。

私たちが提供した食事を食べてくれる学生たちを見ながら「事業はユーザーのためにあるものだ」ということを、頭ではなく体で理解した気がしました。

「今、ここで本当に事業が動いている。」

そう実感できたことは、エンジニアとして画面の向こうのユーザーを想像し続けてきた自分にとって、とても新鮮な発見でした。







- 2,800人のお祭りの、内側へ


今年の2月には、千葉市が共催した「千葉開府900年記念 第2回千葉市いちごマラソン」の運営にも参加しました。


📌 千葉市いちごマラソン
https://chibaichigo.com/


このイベントでは、コース上に設置された給水所ならぬ「給いちご所」が名物で、ランナーたちはいちごを堪能しながら走ることができます。

参加ランナーは2,500名超。
ボランティアを含めると、会場には約2,800名が集まりました。

給水の代わりに用意されたいちごは、なんと1.3トン以上。
パック数にすると約5,500パックにもなります。
もちろん、千葉支社が育てたいちごの販売も行いました。

私はスタートラインでランナーの列整理を担当していたのですが、普段はそこまで人の多くない千葉市若葉区という街に、2,500人以上のランナーと、その熱気に圧倒されました。




その景色を見ながら、「地方を盛り上げるって、こういうことなんだ」と、はじめて腑に落ちた気がしました。
Vitalize千葉支社の一員として、なんとも言えない誇らしさを感じた瞬間でした。





- 地方事業の、リアルな難しさ


ここまで良い話を中心に書いてきましたが、もちろん順調なことばかりではありません。

この1年で感じたのは、チーム全体での事業の関わり方が、まだまだ発展途上だということです。

農業・旅館の専任メンバーと、エンジニアメンバーが一緒になって事業を動かしていくために、どんな形がベストなのか。

試行錯誤しながら、少しずつ形を作っているところです!


さらに、いちごの育成管理も想像以上に奥が深いものでした。

ハウス内の気温やCO2の管理、液肥の調整、受粉のためのハエの管理、傷んだいちごの除去、掃除、営業準備……。

日々やることは多く、なかなか自動化が難しい部分もあります。
専任メンバーが毎日現場で奮闘してくれているおかげで、運営が成り立っています。
本当に感謝しかありません。

こうした課題は、農業だけではありません。
以下の記事でも触れられている通り、旅館の合宿運営でも、複数の業務が重なった瞬間にバックヤードが一気に逼迫することがあります。
それぞれの事業で、さまざまな課題と向き合いながら、今も改善を続けています。


📌 IT企業が旅館を再生?南房総で始まった宿泊業の再設計とは

3. これからの千葉支社




さあ、とはいえ4年目に向けて、いくつかの動きも始まっています。

農業事業では、昨年新宿本社から長場さんが事業推進メンバーとして、千葉支社に加わりました。

育成フォローやSNS発信など、今まで不足していた部分をカバーし、読売新聞社の取材を呼び込むなど、農業事業を牽引してくれています。


📌 千葉支社が運営するサンベリー農園で実施した【イチゴ狩りイベント】が読売新聞に掲載されました。
https://www.vitalize.co.jp/news/336


この勢いを継続しながら、ハウス作業の自動化などももっと進めていきたいと考えています!

旅館事業については、この度、2つ目の旅館の運営もスタートしました。
運営チームも日々課題を乗り越えつつ、安定感を持って進めています。
今季は旅館へのさまざまな関わり方を模索しながら、さらなる事業拡大を目指していきたいと考えています。

私自身も、エンジニアとしての仕事だけでなく、農業や旅館など事業そのものへの関わりをもっと広げていきたいと思っています。

そしてこの1年、地方での事業を続け、さらに進化させていくこと。
簡単ではないけれど、その過程にこそ価値があることを証明していきたいです。





4. おわりに




「地方で働くって、豊かなの?」

改めて、千葉支社に来て約1年の今、私の答えは「想像以上に豊かだった」です。

エンジニアでありながら、農業も旅館業も本気でやれるキャリア選択。
観光農園を通じた保育園の子どもたちとの出会いや、旅館で一緒に過ごした大学生たち。2,800人が集まるいちごマラソンの熱気。
心配していたものは、東京とは違う形で、ここにもありました。

目の前に喜んでくれる人がいて、一緒に動く仲間がいて、試行錯誤しながらも事業が動いている。それが地方の豊かさだと、今は思っています。

まだまだ発展途上のVitalize千葉支社ですが、「一緒に面白いことをやっていきたい」という方がいれば、ぜひお声がけください!
一緒に地方を盛り上げていけたら嬉しいです。