東京から地方へ移住したメンバーに話を聞いてみた

2024年02月21日


こんにちは!
広報担当の前原です。(※以下、前とする)

今回は東京から地方へと移住をし、地方支社で活躍しているメンバーに話を聞いてみました。
インタビューに応じてくれたのはこちらのお二人です。




内田 侑成(うちだ ゆうせい)


愛知県 豊田市出身。
豊田高等専門学校 建築学科 卒業。
就職を機に上京し、テレビ・ウェブ番組の制作会社でADとして勤務した後、Vitalizeへ入社。
2023年夏頃、東京本社から前橋支社へ異動。
(※以下、内とする)





熊坂 航(くまさか わたる)


山形県 鶴岡市出身。
静岡大学 大学院 工学研究科 電子物質化学専攻 卒業。
就職を機に上京し、新卒で大手電子部品メーカーで研究開発・品質管理業務を経験。
その後、Vitalizeへ入社。
2023年5月の千葉支社設立をきっかけに、東京本社から千葉支社へ異動。
(※以下、熊とする)

熊坂が大手電子部品メーカーからVitalizeへ入社した経緯などはこちらをご覧ください!


それでは早速、お二人から話を聞いていきましょう!
ぜひ、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。


目次


1.加速する『東京一極集中』
2.移住に迷いはなかった
3.東京と地方での暮らし
4.最後に


1. 加速する『東京一極集中』



前:総務省が発表した、住民基本台帳に基づく2023年の人口移動報告によると東京都では転入者が転出者を上回る『転入超過』という結果で、改めて『東京一極集中』が加速する結果となったそうです。

弊社は、『日本を活性化する』というミッションの基、地方衰退の一因として考えられている『東京一極集中』をはじめとした社会課題に対して向き合い続けています。


現在は宮崎・長野・群馬・和歌山・千葉にて拠点を構えており、2022年~2023年の間には20名以上のメンバーが拠点のある地方へと移住しました。


弊社が全国各地に拠点を構え移住者を輩出することで、地方の人口が増加することに伴い、加速する東京一極集中に対しストップをかけ地方衰退をくい止める糸口になるのではないかと考えています。


※本記事での『地方』の定義は三大都市圏を除く地域ではなく、東京以外の都道府県を指します。
※三大都市圏とは、首都圏・中京圏・近畿圏の総称


2.移住に迷いはなかった



前:
本日はよろしくお願いします。早速ですが、それぞれ移住先に思入れや縁はありましたか?


熊:
私は山形出身で、千葉には最初なにも思い入れなどありませんでした。
趣味のテニスがきっかけで千葉を訪れる機会があり、ほどほど田舎なところが気に入り移住するなら千葉がいいとは思っていました。




やはり実際に生活することを考えると、“ほどよさ”が重要かと。
それに山形みたいに陸の孤島ではなく、雪が降り積もらないところもいいですね(笑)

内:
僕も最初は群馬にも、前橋にも思い入れとかありませんでした。
それこそ縁も所縁も全くなかったです。

ただ、Vitalizeへ入社したのも“地方で働きたい”、“ゆくゆく地元である愛知に支社を開設したい”と朧気に考えていたのが理由なんです。



そして前橋支社が2023年の冬に設立され、群馬と愛知は共通項が多く、他の拠点と比べた時に前橋支社が僕にとって一番魅力的に感じられ、異動と移住を決意しました。
例えば、農業が盛んな点、製造業の割合の高さなどが群馬と愛知で似ている点ですね。
共通点が多いからこそ、将来的に愛知で支社を設立する際に前橋での生活を活かすことが出来るのではないかと考えてます!
真似すればいいじゃんって(笑)

前:なるほど!
二人とも全く縁も所縁もない土地へ移住したということで、知らない地で生活することに対して当時不安はなかったですか?

熊:
移住することに関して不安は全くなかったです。
というのも、就職した友人が東京をはじめとする関東圏に多くいて、千葉なら友人知人も近くにいて気軽に会えるから寂しくないっていうのも大きいですね。

あとは過去に静岡や鹿児島に住んでいたことがあって、知り合いが全然いなかったり、実家まで帰省するのにも遠かったり、山形と気候が全然違ったりと問題が多かったんです。
その頃に比べると、友人知人も近くにいるし、帰省する際もまだ近いし、気候も極端に違いすぎることもない。
さらに社内メンバーとも会えない距離ではないので、千葉への移住には不安を感じませんでした。

内:
僕も不安はなかったですね。
家賃は安くなるし、車も買える!と、メリットしか感じてなかったので、移住に対して迷いも一切ありませんでした。
それに僕は知り合いが近くにいなくても、社内メンバーと楽しく遊べるタイプなので大丈夫(笑)

でも僕自身は東京を離れることに不安はなかったけど、他の人が東京を離れることに不安を抱える気持ちは分かります。

前:東京を離れるのが不安な気持ちって何でなんでしょうか?



内:東京を離れるのが不安な気持ちって漠然としているんだと思います。
明確な理由がないけど不安っていうか……。
僕もかつてはそうでした。

熊:
人によって理由は様々ですよね
“あえて地方へ行く理由がない”
とか、“東京には何でもあって便利だから”とかもありそう。


2.東京と地方での暮らし


前:二人は東京で何年くらい生活してましたか?
また、東京での暮らしはどうでしたか?

熊:
私は二年ちょっとくらいです。
ちなみに半年くらいで東京での生活には飽きていました(笑)

内:
四年間くらい東京で暮らしていました。
僕は二年目くらいで東京での生活は飽きました(笑)

熊:
東京での生活は、とにかく家が狭くて通勤が大変でした。

いい点でいうと、趣味のテニスに関するイベントが都内の様々な場所で開催されていたことかな。
千葉だと施設もないし、イベントも少ないんです。
ちゃんと探せば千葉にもあるかもしれないけど、それでも東京に比べれば選択肢の幅は狭い気がします。

内:
東京では、夜遅くまで開いているお店が多く、深夜でもお酒を楽しめたりするのがよかったです。
地方では公共交通機関が東京ほど発達していないから、車文化なんですよね。
そうすると運転があるのでお酒を飲めなかったり、そもそも遅くまで開いてるお店がなかったり。

あとは、テレビで観た話題のお店が身近にあるので気軽に行ける点も、最初のうちは新鮮で楽しかったです!
でも、お店へ行っても人が多く、人気店は行列しているのが面倒くさく感じ、だんだん飽きました。

前:
東京での生活と変わったことはありますか?

熊:
変わったことは、家の広さと通勤時間、通勤手段による消耗が減ったことでしょうか。
東京にいた頃は、毎朝歩いて満員電車に乗って30分くらいかけて会社まで通ってました。

現在は自宅とオフィスまでの通勤は自転車で3分なので、そういったストレスからも解放されました!
通勤時間の短縮や満員電車に乗らなくてよくなるだけでも結構、幸福度が高まる気がします。

通勤による消耗が減り、家が広くなったことで環境が整い仕事にも更に集中できるようになりました。

内:
それでいうと僕の場合は、前橋へ移住してから活発的になって行動範囲が広がりました!

東京にいる頃は平日は仕事、休日は熊坂さんとテニスをして過ごすくらいでした(笑)
それが現在は、休日には地域のイベントに参加したり、車を購入したので県内の観光地へ行ったりしてます。

群馬県内には、草津温泉、伊香保温泉など温泉地がいくつもあり、前橋からもほんの1~2時間もあれば温泉地まで行けちゃうので、たまに平日の疲れを温泉で癒しもらっています!
東京にいた頃よりも行動範囲が広がったことで、仕事以外の私生活が充実するようになりましたね。





前:
二人とも地方での生活を満喫していて羨ましいですね!
逆に、地方生活で不便さを感じる瞬間はありますか?

熊:
これまでは東京メンバーとオフラインで仕事をしていたが、リモートでのやり取りが必須になったり、オフラインでのコミュニケーションが必要な場合は少しだけ不便さを感じます。

内:不便さを感じる場面は結構ありますが、妥協できるって感じですね。

例えば、スーパーの営業時間が22時には閉まってしまうので買い物を計画的にしないといけなかったり。
ただコンビニがあるので何とかなるので不便だと思うけど妥協できるって感じです。
これは前橋全体というよりは、僕の自宅周辺だけの話かもしれないけど(笑)

でも暮らしの中で不便さを感じているのは、それくらいですかね~。


3.最後に



前:
最後に、それぞれの地域の魅力を教えてください。

熊:
千葉の魅力は、なんといっても空が広いこと!
東京にいたころは空を見上げることはほとんどなかったけど、千葉に来てからは夜に空を見上げて星空を眺めたりしてます(笑)

内:
群馬の場合は、温泉が近い、古墳がいっぱいあったり、世界遺産である富岡製糸場などがあったり、歴史を感じられる街並みを楽しめるところが魅力的かな。

あとこれは地域の魅力じゃないけど、支社のいいところも紹介させてください。
東京本社だとメンバーが50名近くいるじゃないですか。
前橋支社は現在メンバーが9名なので人数が少ないからこその一体感があります。

僕が前橋への移住を迷わず決断できた理由のひとつには、支社メンバーへの信頼も大きかったです!
このメンバーなら楽しく仕事ができそうだし、一緒に前橋を盛り上げていくことができるんじゃないかと思いました。



熊:
それは千葉支社でも同じ!



それに少人数だからメンバー同士の絆も更に強い気がします。
その地域をよくしたいという同じ志を持って集まっているので一体感が生まれやすいのかも。
私自身、知らない地へ移住するには大切な要素がいくつかある中で、そのひとつが“人”だと思っています。

内:それすごく分かります!
結局、『場所』はそこまで重要じゃないんじゃないかなって個人的に思います。
だからこそ東京を離れ、地方への移住や暮らしに対して不安がなかったのかもしれないです。

熊:あと少人数だからこそ色々なことに挑戦するチャンスがみんなにあると思います。
実際に私も、千葉支社では新規事業や、自社最大の地方創生イベント開催に関わったりとやれることの幅が広がりました。



事業やイベントなどを通して、社内メンバーだけでなく地域の方々との関わりも増え、今では地域の方々も少しずつVitalizeのことを知ってくださり、応援していただくことも多くなりました。
こうした地域同士の繋がりも地方生活ならではの魅力だと思います!

前:お二人ともありがとうございました!
様々な理由で地方移住へ踏みきれないという方も多いのではないしょうか。
地方移住を決断できない理由の一つに就職先の選択肢が少ないというのも大きいと思います。
しかし今回インタビューした二人のように地方でも活躍できる場がVitalizeにはあります!

エンジニアとして地方で活躍したい、事業を通して地元に恩返ししたい・社会貢献に挑戦したい方は、一度カジュアルにお話してみませんか?
ぜひ、あなたの熱い想い、叶えたい夢をお聞かせください。

ご応募をお待ちしております!

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