日本有数の温泉地「別府」にITの風を。Vitalize別府支社スタート!
2025年07月01日

こんにちは。
取締役CMO兼別府支社長の平塚です。
この度、2025年7月1日にVitalizeとして8か所目となる、別府支社(大分県)を設立いたしました。
これに先立ち、6月16日に大分県庁にて「立地表明式」を執り行いました。
📌 別府支社の立地表明式の様子が各新聞社に取り上げられました
https://www.vitalize.co.jp/news/279
私は、Vitalizeの創業当時から、いつか地元に何かしらの形で貢献したいと考えてまいりました。
今回、ようやくその想いが一つのかたちとなり、大きな一歩を踏み出せたことを心からうれしく思っています。
ここでは、支社設立に至る背景や、別府という地を選んだ理由、そして今後の展望などについて、私自身の想いを交えてお伝えしていこうと思います。
🔖 目次
1. 設立の背景
2. 別府という地を選んだ理由
3. 別府支社の展望
1. 設立の背景
■ 生い立ち
支社設立に至る背景をお話する前に、まず私の生い立ちについて少しご紹介させていただきます。
私は1981年、大分県竹田市久住町にて、公務員の父と主婦の母のもと、3人きょうだいの次男として生まれました。
竹田市は現在、人口約18,600人ほどの小さな町で、人よりも牛のほうが多いのではないかと思うような、のどかな地域です。
我が家は兼業農家として、お米や野菜の栽培に加え、和牛の一次畜産も行っていました。
牛や農作物の世話のほかにも、子どものころは毎朝、鶏のエサやりと卵を集めるのが日課。
採れたての卵をかけたご飯は、とてもおいしかったです。
今でも年に数回は帰省しており、地元の風景や人々の温かさに触れるたびに、大切な場所だと改めて感じています。
📌 JINの夏休み -ミッション達成に向けた種まきの旅- in2024
https://www.vitalize.co.jp/blogs/225
学生時代は、勉強はそこそこに、陸上部で仲間とともに厳しい活動に打ち込む毎日。
良き仲間やライバルにも恵まれ、大きな刺激と成長の機会を得ることができました。
特に夏合宿では、1日に20km以上を走るような練習にも取り組み、文字通りへとへとになるまで走り抜きました。
それでも倒れずに走りきった自分に気づいたとき、「自分の限界は、思っていたよりもずっと先にあるのかもしれない」と強く実感したことを、今でも鮮明に覚えています。
大学では自分の可能性を探ろうと東京に出て、「社会の役に立ちたい」という思いから、弁護士を志して法学部に進学。しかし、学びを進める中で、自分の能力や胆力ではその道を極めるのは難しいと早い段階で認識しました。大きな挫折です・・・。
将来を改めて見つめ直す中で、起業して会社をつくり、自らの手で社会に影響を与えることこそが、自分にとって最も良い道なのではないかと考えるようになり、経営者という選択肢を意識するようになりました。
とはいえ、まずは会社員として経験を積むことが必要だと考え、新卒で金融関係の会社に入社。
社会人になるにあたり、あえて厳しい環境に身を置こうと決めて選んだ会社でしたが、想像通り非常に刺激的な日々で、多くの経験を積ませていただきました。特に債権回収などが経験できてよかったです。
その後、IT分野での経験を積むためにリブセンスへ転職。エンジニアリングに関してもチャレンジさせてもらいました。
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その中で出会った、志を同じくする信頼できる仲間たちとともに、Vitalizeを設立しました。
「社会の役に立つ会社をつくろう」という想いを共有し、毎晩のように議論を重ねながら、「日本を活性化する」というミッションを掲げ、かたちにしていきました。
当時、メンバーの多くには子どもがいて、仕事と育児を両立する苦労を抱えながらも、未来の世代のために本当に意味のあることをしたい、という思いが私たちの原動力でした。
私自身、もともと地元・大分(竹田市)や地方への貢献には関心があったものの、学生時代や東京で働いていた時代は、地元で自分が活躍するイメージを持てずにいました。
しかし、起業を経験し、仲間とともに会社を作り上げる中で、「地方創生の当事者として、何ができるか」を強く意識するようになったのです。
そして、その思いが少しずつ形になり、大分に支社を出すことが現実的な目標となり、ついに別府に支社を設立するに至りました。
本来は地元である竹田市に拠点を構えたいという思いもありました。ですが、人材の確保などを考えるとまずは別府に拠点を置き、竹田市に直接かかわれる環境を作っていくことが最適と考えています。
2. 別府という地を選んだ理由
別府市に決めた理由は、大きく3点あると考えています。
① 環境の豊かさ
まず、何といっても環境の良さです。別府市は、観光地として日本有数の知名度を誇り、自然環境にも恵まれた素晴らしい地域です。
温泉はもちろん、海や山の幸にも恵まれており、空港からのアクセスも良く、交通の利便性にも優れています。
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② 採用ポテンシャルがある地域
次に、雇用創出の可能性が高いことです。
別府市にはAPU(立命館アジア太平洋大学)や別府大学といった高等教育機関があり、合計6,000人以上の学生が学んでいます。さらに大分市にも近いため、若い人材の確保や育成の可能性を感じています!
これから積極的に、学生や地域との関係性を築いていきたいと考えています。
③ 新たな価値創造の土壌
最後に、価値創出に向けて大きな可能性がある点です。
別府市は観光で非常に有名ですが、IT事業者はまだ少なく、ITを活かした新たな価値創造に挑戦できる土壌があると考えています。
私自身も、改めてメンバーと一緒に別府を視察し、その魅力を肌で実感しました。
詳しくはこちらのブログをご覧ください。
📌 【視察レポ】心躍る別府の可能性!支社設立に向けた“発見”の旅
https://www.vitalize.co.jp/blogs/274
何よりも、地方での雇用を増やすことを軸に、良い人材が活躍する場を作り、地域とともに成長していきたいと強く思っています。
3. 別府支社の展望
別府支社では、観光支援事業、民泊事業、教育事業の3つをやっていきたいと考えています。
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① 観光支援事業
既存のプレーヤーがたくさんいる領域です。その中で私たちは、主役になるというよりも、皆さんの困りごとを解決するようなサービスが展開できればうれしいなと思っています。
例えば、これまで自社で構築した宿泊業者向けの管理システムのノウハウを活かし、現地の事業者の皆さまが使いやすく、運用しやすい仕組みを提供していければと思っています。
② 民泊事業
別府市の観光需要に応える形で、ニッチな領域に特化した民泊運営を進めていく予定です。大規模な施設というよりも、異文化・異世代コミュニケーションが生まれるような温かみのある運営を目指しています。また、ITの力を活かし、観光体験の質を高める工夫も検討しています。
③ 教育事業
IT教育を通じて地方在住者のスキル向上を支援し、東京や大都市と地方の賃金格差を縮めていくことを目標としています。地域にITの仕事を増やし、雇用を生み出すことで、所得向上や地域活性化につなげていきたいと考えています。
また変わったものとしては、別府ならではの「地熱資源」を活用したユニークな取り組みとして、カブトムシ(ヘラクレス)を活用した循環型育成事業にも挑戦してみたいと考えています。
具体的には、廃菌床や畜産関係の廃棄物など農業廃棄物を食べて、地熱の暖かさで大きく育つようにして、 成虫になれば、イベントでの展示や個体販売などに活用。 幼虫は魚のえさなどタンパク質源として活用できればと考えています。
まだ、構想段階ではありますが、地元の皆さんと意見を交わしながら、地域に根ざした形で実現を目指していきたいです。
4. 最後に
別府支社では、「楽天地『別府』から世界に羽ばたく!」をテーマに設立しました。
一緒に働く社員はもちろん、かかわってくださるすべての皆さんがワクワクしながら新しい体験や知識に触れられるよう、これからもさまざまなことにチャレンジしていきます。
そんなチャレンジ精神を持って、ともに挑戦してくれる仲間が増えていくことを楽しみにしています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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