地域文化をつなぐ、「青島臼太鼓踊り」と私の歩み
2025年07月18日

こんにちは。Vitalize宮崎支社でエンジニアをしている、弓削です。
そしてもう一つの顔として、青島臼太鼓踊り保存会の会長代行も務めています。
そしてもう一つの顔として、青島臼太鼓踊り保存会の会長代行も務めています。
青島臼太鼓踊りとの出会いは、小学4年生のとき。
兄が踊っている姿に憧れ、地元の少年教室に通い始めたのがきっかけでした。
それから十数年、踊り手として活動を続ける中で、今では地域の子どもたちを指導する立場となり、伝統を次の世代へ繋ぐ役割を担っています。
兄が踊っている姿に憧れ、地元の少年教室に通い始めたのがきっかけでした。
それから十数年、踊り手として活動を続ける中で、今では地域の子どもたちを指導する立場となり、伝統を次の世代へ繋ぐ役割を担っています。
今回は、私自身の原点や、青島臼太鼓踊りの魅力、子どもたちと向き合う日々のこと、そしてこれからの展望について綴らせていただきます。
一人でも多くの方に、「地域に息づく文化の力」を感じていただけたら嬉しいです。
目次
1.兄の背中から始まった、宮崎の伝統芸能「青島臼太鼓踊り」との縁
2.勇壮な舞が特徴!宮崎の伝統芸能「青島臼太鼓踊り」とは?
3.地域に息づく伝統を次世代に繋ぐ
4.伝統を継承し続ける難しさと希望
5.最後に
1.兄の背中から始まった、宮崎の伝統芸能「青島臼太鼓踊り」との縁
兄が臼太鼓踊りに参加していた姿を見て「自分もやってみたい」と憧れを抱き、小学4年生の時に地域の少年教室に参加したのが、青島臼太鼓踊りを始めたきっかけです。
そこから青島臼太鼓踊りに親しみ、やがて大学生の頃には教える側として活動するようになりました。
そこから青島臼太鼓踊りに親しみ、やがて大学生の頃には教える側として活動するようになりました。
本格的に指導を任されるようになったのは、地元の小中学校から「運動会で青島臼太鼓踊りを披露したい」という依頼をいただいた時です。
授業の一環として子どもたちと練習に取り組む中で、地域の未来と伝統のつながりを、より深く意識するようになりました。
授業の一環として子どもたちと練習に取り組む中で、地域の未来と伝統のつながりを、より深く意識するようになりました。
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現在は、青島臼太鼓踊り保存会の会長代行として、会の運営や指導に携わっています。
地域に根ざした伝統芸能を守りながら、その魅力を次の世代へと伝えていくことにも力を注いでいます!
地域に根ざした伝統芸能を守りながら、その魅力を次の世代へと伝えていくことにも力を注いでいます!
2.勇壮な舞が特徴!宮崎の伝統芸能「青島臼太鼓踊り」とは?
私たちが受け継いでいる青島臼太鼓踊りは、宮崎を代表する伝統芸能のひとつです。
その起源は、豊臣秀吉の時代に遡るとされており、宝永4年(1707年)に飫肥城下の盆踊りとして許可されたものが青島に伝わったといわれています。
以来、長い年月をかけて地域に根付き、宮崎の人々に親しまれてきました。
以来、長い年月をかけて地域に根付き、宮崎の人々に親しまれてきました。
臼太鼓踊りは各地で伝承されており、それぞれの地域には保存会が組織され、多くの人々によって大切に受け継がれています。
私たちの「青島臼太鼓踊り」もそのひとつであり、平成18年には宮崎県の無形民俗文化財に指定されました。
この踊りの特徴は、踊り手と太鼓組が分かれて構成されていること、そして踊り手が鬼の面をつけて躍動感あふれる動きをみせる点にあります。
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力強く、迫力ある鬼の踊りは、観る人の心を惹きつけますし、私もその魅力に惹かれ続けています!
3.地域に息づく伝統を次世代に繋ぐ
小学校・中学校での指導は、年間5~6回ほどです。
対象は小学校5・6年生と中学校1〜3年生で、運動会などでの披露に向けた授業に参加し、子ども達へ指導しています!
対象は小学校5・6年生と中学校1〜3年生で、運動会などでの披露に向けた授業に参加し、子ども達へ指導しています!
一度に60人近くの子どもたちを教えるため、体力的にも精神的にも大きな挑戦です。
最初に私が見本を披露し、それを真似してもらう形式で教えていますが、理解のスピードには個人差があります。
そのため、動きが得意な子には、まだ慣れていない子をサポートしてもらうように働きかけたり、「全員で一つの踊りをつくり上げることの大切さ」を伝えることを心がけています。
こうした関わり方は、私が指導の中で特に大切にしている姿勢です!
最初に私が見本を披露し、それを真似してもらう形式で教えていますが、理解のスピードには個人差があります。
そのため、動きが得意な子には、まだ慣れていない子をサポートしてもらうように働きかけたり、「全員で一つの踊りをつくり上げることの大切さ」を伝えることを心がけています。
こうした関わり方は、私が指導の中で特に大切にしている姿勢です!
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子どもたちが少しずつ自信をつけ、仲間と協力しながら一つの踊りを仕上げていく姿は、私自身の喜びにも繋がっており、本番で堂々と踊る子どもたちを見るたびに、大きな成長を感じ、胸が熱くなります。
4.伝統を継承し続ける難しさと希望
今、伝統芸能の継承は全国的な課題となっています。
少子化や生活スタイルの変化によって、担い手が減少しているのが現状です。
私たちの青島臼太鼓踊り保存会も例外ではありません。
少子化や生活スタイルの変化によって、担い手が減少しているのが現状です。
私たちの青島臼太鼓踊り保存会も例外ではありません。
しかし、希望もあります。
中にはYouTubeや、地域のイベントを通じて青島臼太鼓踊りに興味を持ち、「自分もやりたい」と自発的に参加してくれる子どもたちがいます。
中にはYouTubeや、地域のイベントを通じて青島臼太鼓踊りに興味を持ち、「自分もやりたい」と自発的に参加してくれる子どもたちがいます。
こうした若い世代が安心して参加し、経験を積める環境を整えることが、これからの保存会の大きな役割であり、希望だと感じています。
青島臼太鼓踊りは、長い歴史を持つ伝統芸能です。
これまで多くの先輩方が大切に守り、受け継いできました。
そうした姿を見て育ってきた私にとって、青島臼太鼓踊りは「誇り」そのものです。
これまで多くの先輩方が大切に守り、受け継いできました。
そうした姿を見て育ってきた私にとって、青島臼太鼓踊りは「誇り」そのものです。
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だからこそ、今こうして私がそのバトンを引き継ぎ、次の世代へ繋いでいくことには、強い意味があると感じています。
青島で生まれ育った自分だからこそ、果たせる役割があるのだと。
この想いを胸に、これからも長年受け継がれてきた伝統を守り、より多くの人に広げていきたいと考えています。
青島で生まれ育った自分だからこそ、果たせる役割があるのだと。
この想いを胸に、これからも長年受け継がれてきた伝統を守り、より多くの人に広げていきたいと考えています。
また、保存会の会長代行として活動する中で、人をまとめるマネジメント力や、地域の方々との信頼関係を築くコミュニケーション力も求められます。
特に、年配の方々や他地域の団体と関わる中で、ものの見方や考え方の幅が広がり、私自身も日々成長していることを実感しています。
特に、年配の方々や他地域の団体と関わる中で、ものの見方や考え方の幅が広がり、私自身も日々成長していることを実感しています。
5.最後に
これからも宮崎県内外のイベント、特に神武大祭などの大規模な行事には積極的に参加し、私も楽しみながら、地域を盛り上げていきたいです!
みなさんも、本記事を通して「自分たちの身近にも、まだ知らない伝統があるかもしれない」と興味を持っていただけたら嬉しいです。
地域の祭りや行事があれば、ぜひ足を運んでみてください!
何気ない風景の中に、長い歴史が息づいていることに気づくきっかけになるはずです。
地域の祭りや行事があれば、ぜひ足を運んでみてください!
何気ない風景の中に、長い歴史が息づいていることに気づくきっかけになるはずです。
現在も、さまざまな地域で活動を続けていますが、伝統芸能を継承し続けていくことは決して簡単なことではありません。
だからこそ、イベントなどでご一緒する機会がありましたら、ぜひ一緒に盛り上げていけたら嬉しいです。
地域の枠を超えて、多くの方々と協力しながら、これからもこの伝統を未来へ繋いでいければと思っています!
だからこそ、イベントなどでご一緒する機会がありましたら、ぜひ一緒に盛り上げていけたら嬉しいです。
地域の枠を超えて、多くの方々と協力しながら、これからもこの伝統を未来へ繋いでいければと思っています!
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エンジニアとして地方で活躍したい方、地元に恩返しがしたい方、事業を通じて社会に貢献したい方──
そんな想いをお持ちの方は、ぜひ一度カジュアルにお話ししてみませんか?
そんな想いをお持ちの方は、ぜひ一度カジュアルにお話ししてみませんか?
私自身、エンジニアという立場で働く一方、宮崎の伝統芸能である「青島臼太鼓踊り」の保存会会長代行を務め、子どもたちへの指導や地域イベントへの参加を通じて、地域文化の継承に取り組んでいます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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