東京から地方移住したメンバーに話を聞いてみたVol.3

2025年03月14日
 
こんにちは!
広報担当の前原と申します。(以下、前とする)


今回は東京から長野へと移住をし、小海支社で活躍しているメンバーに話を聞いてみました。

最後までお付き合いいただけると嬉しいです。


過去の移住メンバーへのインタビューはこちら!


1.意義のある人生を求めて長野へ移住




田中 裕(たなか ゆたか)(以下、田とする)

東京都出身。
東京情報大学 総合情報学部 情報システム学科を卒業。

現在は、決済代行ソリューションのテスト・品質管理業務の他、社内外チームのマネジメント担当。
PSM(プロフェッショナルスクラムマスター)の資格を保持し、スクラムマスターとしてチームのスクラム運用・改善にも従事。

※PSMとは、スクラムガイドの共同作成者のひとりであるKen Schwaberによって設立されたScrum.orgが認定するスクラムマスター資格。
スクラムマスターは、開発プロジェクトの進行役としてスクラムチーム(開発チーム)を率いて、チームメンバーが能力を十分に発揮できるようサポートしながら成功に導く役割のこと。


前:今日はよろしくお願いします!

田:よろしくお願いします!

前:早速ですが、簡単に裕さんの経歴を教えてください。

田:出身は東京で、7歳まで東京で暮らしていました。
その後、18歳まで埼玉で過ごし、大学進学を機に千葉でひとり暮らしを始め、大学卒業後は埼玉から神奈川へ移住。

大学卒業後は、リサイクル業界をはじめ様々な仕事を経験し、ソフトウェア開発会社で主にテスト・品質管理の仕事に従事した後、Vitalizeに入社しました。

東京本社での勤務を経て、昨年の夏頃から小海支社に異動。
長野での新たな生活がスタートしました!

前:ありがとうございます。
昨年から長野へ移住し、小海支社での勤務を開始しましたが、元々長野に縁はありましたか?

田:母方の祖母が松本市出身でした。
よくドライブで訪れるなど、長野には以前から縁がありました!

前:移住のきっかけは?

田:最初は本当に些細な興味からでした。
僕は釣りが好きで、小海支社で取り組んでいる養殖事業に対して元々興味があったんです。
あるとき、小海支社長の濱野さんから「新しく養殖を始めるチョウザメの搬入作業があるんだけど、興味があるなら来てみる?」と声をかけてもらい、養殖事業を体験すべく小海支社へ。

実際、小海メンバーとともにチョウザメの搬入作業を手伝ったことで、当事者として養殖事業に携わりたい気持ちが自分の中で高まりました。


前:そこから小海への移住を決断するに至るまでは?

田:東京に戻り、日々を過ごす中で、心の中でなにか物足りなさを感じていました。
東京では何でも揃っているので生活に不便はないし、仕事をして、休日には友人とお酒を飲み歩いたりする日々を繰り返すのは楽しいですが、楽しさ以上の価値を感じることが出来ず、どこか虚しさがありました。

「一度きりの人生、本当にこれでいいのだろうか?」

小海以外の各拠点にも足を運び、それぞれの事業に触れ、各地での生活を一部体験することでさらに刺激を受け、自身の人生についてより深く考えるように。
この経験がなければ、自分の人生について深く考えられなかったのではないかと思います。

そして最終的に、「社会の為、自分に出来る事はないか?もっと意義のあることをやりたい!」という思いが強くなり、Vitalizeなら会社として地方移住へのサポート体制もあるため、新たな土地でもやっていけると感じて、小海への移住を決意しました。

ただ、移住を決める少し前に住んでいる部屋の更新をしてしまい、途中で退去すると違約金が発生するので契約満了を待たないといけなくて、約2年かけて念願の移住を果たしました。
いや~、あの時は本当にタイミングが悪かった!(笑)


2.自然の中で過ごす贅沢体験



前:裕さんは都心部での暮らしが長かったですが、小海での生活はどうですか?

田:正直にお話すると、都心に比べれば多少の不便さはあります。
店舗まで距離があるので車がないと買い物の際は不便ですし、ネット通販などを利用しないと厳しい。

ですが、生活の不便さは車があれば解消されるような些細な問題であり、それ以上に小海には多くの魅力があります。

前:小海の魅力とは?

田:なんといっても、豊かな自然環境が小海の魅力ではないでしょうか。
雄大な山々の他、僕自身は千曲川が一番のお気に入り。
橋の上から川の流れを眺め、せせらぎに耳を澄ましている瞬間が好きです!


あと、やはり都心部に比べて空気が全然違いますよね。
休日に近所を散歩していると、車通りも少なく空気が綺麗で外を歩いているだけで気持ちいい!
東京では体験できない贅沢じゃないかな。

東京にいた頃は、平日は職場と自宅の往復、休日は馴染みのお店でお酒を飲むことが多く、自然を感じる瞬間って少なかったから。


それから、人の温かさ、繋がりの深さも小海の魅力ですね!

例えば、外を歩いていて人とすれ違うと、知り合いでなくても挨拶をしてくれるんです。

ある休日に少し険しい道を歩いていたところ、声をかけてもらい、歩きは大変だろうということで、車に乗せてもらったことをきっかけに仲良くなったり!

このように小さなきっかけで住民同士の繋がりが広がっていき、交流を通して絆が深くなっていくんですよね。

また、個人同士の何気ない会話から、行政が把握していないような地域が抱える課題を知ることが出来たり。
「日本を活性化する」をミッションとして、地域の活性化に真摯に向き合って取り組み、小海町役場の方々とも密接なお付き合いがあるVitalizeだからこそ、住民と行政の架け橋となって課題の改善に向けて取り組んでいけるのではないかと考えています。


僕自身、まだ移住して間もないですが、小海町に住んでらっしゃる温かい人柄のみなさんのおかげで、不安もなく過ごせていますし、人だけでなく豊かな自然が広がる小海町が本当に大好きです!

移住後、念願だった養殖事業にも携わることができて、小海での生活は毎日楽しく、充実しています!


3.自分の「好き」を地域の活性化に繋げる



前:現在、小海支社の養殖事業では陸上養殖にてイワナ・ニジマス・チョウザメの養殖を行っていますが、裕さんが目指している養殖事業の未来はありますか?

田:現在は淡水魚の養殖を行っていますが、海水魚の養殖を目指して準備中です!
山しかない小海町や長野県で海水魚を養殖できたら面白いですし、地域の新たな産業のひとつにしていきたいと考えています。
早ければ今年中に稚魚を放ち、海水魚の養殖を始める予定です。

まだ養殖する魚の種類は検討段階ですが、冷凍して年間を通して供給できる種類が良いのではないかという話があり、ヒラメなどが候補に挙がっています。

僕個人としては、最終的に鯖の養殖をやりたいと思っています!
養殖の鯖はアニサキスの寄生を防げる可能性が高く、実際に福島県浪江町では陸上養殖でアニサキスフリーの生食できる鯖の養殖に成功した事例も。

僕も生で安心して食べられる鯖の養殖を目指して、地域の新たな特産品にしていきたいです!

あと、アクアポニックスによる雲丹の養殖にも興味があります!
※アクアポニックスとは、水産養殖の「Aquaculture」と、水耕栽培の「Hydroponics」からなる造語で、魚と植物を同じシステムで育てる新しい農業のこと

元々釣りが好きなので、無限にやりたいことが思い浮かびますね。(笑)
地域のニーズに沿った事業展開はもちろん、自身の「好き」を活かしながら、さらなる地域の活性化に繋げていきたいです!


その他、僕たちは育てた魚を用いた特産品の開発にも取り組んでいます。
現在、長期保存が可能なイワナの醬油漬けを考案・試作中です。
自分たちで育てた魚を加工・販売することで新たな販路拡大を目指し、最終的には小海町の特産品としてふるさと納税に出すことが目標です!


前:ありがとうございます。養殖事業のこれからが楽しみですね!
最後に、裕さんは事業を通して地域にどのような変化をもたらしたいと考えていますか?

田:月並みですが、今よりさらに地域が活気に溢れ、小海町に住んでいるみなさんが楽しく暮らせるようにしていきたいです。
僕たち以外にも、同じ想いを持つ方々がいらっしゃるので、そういった方々と協力して、小海町をよりよくしていきたいですね!

前:裕さん、ありがとうございました!


4.最後に



今回は、東京から長野へ移住し、自分の好きなこと活かしながら事業を通して地域の活性化に取り組んでいるメンバーに話を聞きましたが、いかがでしたか?

Vitalizeでは、地方だからこそ活躍できる環境をご用意しています。

地方でエンジニアとして活躍したい、ただのエンジニアリングだけでなく、事業を通して社会貢献に携わりたい!

そんな思いをお持ちの方は、一度カジュアルにお話してみませんか?
ぜひ、あなたの熱い想い、叶えたい夢をお聞かせください。

私たちと一緒に地方創生の実現に向けて、地域のニーズに合わせた事業づくりを目指しましょう!

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